南伊豆町入間(いるま)にある千畳敷へ行ってきました。
船でも渡れますが、ちょっとした遠足気分で歩いていくこともできます。
県道16号線から入間の浜へ下りると、右手の方に示されている千畳敷、吉田への道を辿ります。
けっこうな山道を登っていくと、しばらくしてコンクリートで舗装された道路に出ます。
伊豆半島の南半分は海底火山時代の地層がほとんど。
その痕跡を探しながら吉田方面へ歩を進めます。
一見まだら模様の岩肌?
近くば寄ってみると
地衣類や
かわいい多肉植物が住む小さな町でした。
2、30分歩くとコンクリートの道が途絶えます。
アジサイがコロコロと潜んでいる笹のトンネル道。
トンネルを抜けると、ダイナミックな沿岸の風景が見えてきます。
千畳敷はもうすぐそこ!
でもけっこう草ぼうぼうですね。「鎌を持ってくればよかったね」。巨大岩石有り、頭上注意!
ほうほうのていで下まで下りると、そこは小から特大までの、いろいろな顔をした岩が転げる海岸です。
ノリノリで噴火してきた熱い溶岩は、海によって冷水を浴びせられ、シュンとしてこんな岩になったそうです。
噴火、噴火、また噴火…激しく、緩く、近く、遠く…
これははるか昔の様子を写した写真、あるいはムービー…の化石…
奥の岸壁沿いの道を通って行きます。
飛び込みたくなるような海と、降りたくなる階段
階段を下りると、迫力の岩塊。
地層がこのようにジグザクしているのは、海の中で海流によってあっちに寄せられ、こっちに寄せられしながらできた堆積層だからです。
こういうジグザグ地層は斜交層理と呼ばれています。風によって作られるバージョンもあります。
振り返ると下りてきた道がジグザグに見えます。
ジグザグの世界を後にして、さあ、先へ進みましょう!
その2へ続く