伊豆天城の七滝は柱状節理まつりだった

とジオ関係者に話すと心底びっくりされます。

えー、ジオガイドでしょ〜。
ありえない。
もぐりだ。

などなど。
私もそう思います。伊豆の観光地としてもとりわけメジャーな場所なのに知らないなんて!

ただ見に行くだけならばいつでも機会はあったのですが、大地の成り立ちを知る楽しみを知った後では、なんでああなったの?どうして?と疑問の嵐になり、ならば最初は講習で行きたいと思っていたのです。

私はジオガシ旅行団を結成した後に、伊豆半島ジオパーク認定ガイドを取得しました。

ガイド講習は約3ヶ月で毎週のように伊豆全域を座学やら野外研修やらをするのですが、野外の研修の際、2箇所同時におこなうためどこか半分は受けられないのです。河津七滝もそうでした。
それから講習の機会を失い続け、早4年やっとこさガイド勉強会で行けたのです。

有名どころだけあるわー、
さすが七滝!

伊豆天城は文学に縁のあるところでもあるのですが、中でも川端康成の有名な「伊豆の踊り子」。物語中歩いたとされる「踊り子歩道」も滝の名所を通るようになっております。

今回は伊豆南ガイドの会でまわったのですが、通年ツアーコースとしておこなうための見せ方、伝え方を重点に考えながら歩きました。

いつもツアーを行いながら大事にしておるのは、
お客様の興味を引き出す取っ手はどこにあるのかな?と考えながら面白おかしく景色と対話をしてもらうことです。

そのための引き出しを気づく限りあーだこーだと話しながら
通常歩けば1時間のコースをたっぷり3時間。

道中、たくさんの観光客ともすれ違い、みなさん景色を楽しまれていましたよ。
観光地としても恵まれている伊豆半島、七滝のポテンシャルすごい!

最後、今年より一般の方も見られるようになった7番目の大滝。
ここで本日メインガイドの正木さんが、ちょうどこられた観光の方に説明を求められ解説。
みなさんとても興味深く聞いておりました。

浄蓮の滝も溶岩流でできているのですが、こちらももれなく
谷を流れた溶岩流がいい仕事をしております。

そうです、柱状節理です。

最近では少しずつメジャーになりつつある柱状節理。
マニアにはたまらない景色が広がっておりました。

うねっていたり細かったり太かったり、節理になりかけて止まっていたり、上下から冷えて節理ができてきて中ほどでどっちに伸びようか混乱しているように見える景色があったり。そこにダイナミックな滝がながれているのですよ、奥さん!たまらんでしょ。

というわけで河津七滝のツアー、これからどのようにできていくのか楽しみにしていてください。

入間 千畳敷 〜その1〜

南伊豆町入間(いるま)にある千畳敷へ行ってきました。

船でも渡れますが、ちょっとした遠足気分で歩いていくこともできます。

 

県道16号線から入間の浜へ下りると、右手の方に示されている千畳敷、吉田への道を辿ります。

けっこうな山道を登っていくと、しばらくしてコンクリートで舗装された道路に出ます。

 

伊豆半島の南半分は海底火山時代の地層がほとんど。

その痕跡を探しながら吉田方面へ歩を進めます。

一見まだら模様の岩肌?

 

近くば寄ってみると

地衣類や

かわいい多肉植物が住む小さな町でした。

 

2、30分歩くとコンクリートの道が途絶えます。

 

アジサイがコロコロと潜んでいる笹のトンネル道。

トンネルを抜けると、ダイナミックな沿岸の風景が見えてきます。

千畳敷はもうすぐそこ!

でもけっこう草ぼうぼうですね。「鎌を持ってくればよかったね」。巨大岩石有り、頭上注意!

 

ほうほうのていで下まで下りると、そこは小から特大までの、いろいろな顔をした岩が転げる海岸です。

ノリノリで噴火してきた熱い溶岩は、海によって冷水を浴びせられ、シュンとしてこんな岩になったそうです。

噴火、噴火、また噴火…激しく、緩く、近く、遠く…

これははるか昔の様子を写した写真、あるいはムービー…の化石…

 

奥の岸壁沿いの道を通って行きます。

 

飛び込みたくなるような海と、降りたくなる階段

階段を下りると、迫力の岩塊。

地層がこのようにジグザクしているのは、海の中で海流によってあっちに寄せられ、こっちに寄せられしながらできた堆積層だからです。

こういうジグザグ地層は斜交層理と呼ばれています。風によって作られるバージョンもあります。

 

振り返ると下りてきた道がジグザグに見えます。

 

ジグザグの世界を後にして、さあ、先へ進みましょう!

 

 

その2へ続く